ローグライフという名のVRゲームが発売され一週間が経過していた。
『無限の世界を旅出来る』
『誰にも攻略出来ない難易度』
『肉体の限界を超えたプレイを魅せつけろ』
『ゲーマーにはハードルが高すぎたゲームで御免なさい』
等、運営が煽り文句
を次々と打ち出していた。
そんなキーワード達と共に発表されたこのタイトルは、ローグライク系ゲームをVR世界で体験出来るというものだった。
その難易度は運営がドヤ顔をして煽るだけあり、一週間が経過した現在も尚、無数のプロゲーマー達が挑んでも三階層突破が限界という実情だった。
ゲームの情報がオンライン上に次々に集まってきているが、同時接続数が数十万もあるにも関わらず情報は穴だらけであった。
ローグライフというゲームのボリュームはどうやら誰もが想像つかない程のものであり、数十万程度では全体の1%にさえ届くことは叶わなかった。そして、情報が集まるたびに増えていくカテゴリーに、今集まっている情報は下手すると千年情報収集を続けても1%行かないのではないのか? と騒がれる程だった。
そんなローグライフというゲームに魅了された人々がお祭り騒ぎをしていた頃。
一週間が経過したと同時にアップデートが行われた。
それまでソロ専用のゲームだったのが、二人協力プレイが出来るようになったのだ。
ローグライフの世界は君へ未知をプレゼントしよう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-25 00:01:03
336594文字
会話率:44%
主人公アラヤは、日本の一般的な家庭に生まれ、ごく普通に暮らしていた高校生である。
そんな彼は、ある日突然巻き込まれた交通事故の末、なぜかコンピューターゲーム「Strange Dungeons」の世界に放り出されることとなる。
ところが
、そこは勝手知ったる仮想世界。ゲームとしての世界の知識を総動員し、彼はよく知るけれどどこか違う世界での生活を始める。
そう、これは、有り余る知識の他には何も持たない主人公が、よく知る世界で気ままに苛烈に生きるお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-15 23:29:48
10777文字
会話率:26%