「兄弟子が言う以上、お引き受けします。やりますけどね。おれら、人間。神通力とか使えませんから。法力もまだ無理だから。完全に人力」サルやイノシシといったリアル・バイオハザードにまみれた長野のとある農村。野生動物に収穫を喰われ、農家は青息吐息。
しかし、獣と戦う前に、住民同士の仲が悪すぎて、対策がたたない。村の年寄りは「この村には危機に陥った時、かならずふたりのご眷属さまが助けてくれる伝説がある」そこへふたりのはらぺこ新米行脚僧が通りかかった。
ハートフルで、ちょっぴり笑い。読後、ほんわか幸せな気分になりたい方むけ。おやすみ前、ベッドタイムの読書にどうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-07 11:56:02
82027文字
会話率:44%