王都の一町娘が国王陛下に見初められて、今では王の寵愛深い妾妃へ。身分の違いという問題こそあるものの、見事にシンデレラ・ストーリーを駆け上がってみせた妾妃様。
ところがその二年後。二人の愛を嘲笑う様に、国王陛下の元へは隣国から由緒正しい血筋の
とても美しいお姫様が嫁がれました。その内起こる事だとは思ってはいたけれどこんなにも早いだなんて、と悲嘆にくれる妾妃様。慰めてくれる侍女達を遠ざけ、今にもその宝石の様な瞳から涙を零そうとしておりましたが――。
(前作【策士な王妃様】の続編。妾妃を主役にしたお話です。前作を先に読まれたほうが楽しめると思います)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-27 10:00:00
4695文字
会話率:43%