一人にひとつ、生き物が懐く。それは鳥だったり猫だったり。大型の生き物から鼠のような小さな生き物まで。ただ一人、主と認めたその者にだけ懐く。他人には無関心だったり、警戒したり、とにかく主以外はどうでもいい。
そんな世界での、猛禽ツミとその主で
あるクドの人外ファンタジー。
この作品は「塩の日育ち」にも掲載予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-10 20:00:00
5547文字
会話率:35%
詠み人のシキミは、カナメというきれいな鳥を飼っている。カナメは、白の羽毛に覆われた全身を白装束で包んで、鳥足で二足歩行する上に、お山の管理者もしているという不思議な生き物だ。ある日、カナメが耳輪をくれた。何の気なしに受け取ったが、カナメの友
人が言うには、これがなかなか深い意味をもつものだったらしい。その意味を知ったシキミは、大事な鳥からの可愛い意思表示に、飼い主としてお返しをしなければならないと思った。
きれいな鳥を捕まえた飼い主と、その飼い主を囲い込もうとしている鳥の話。
「飼い主編」本編4話、番外編4話。「伴侶編」本編2話。Twitter(@torikaitai_yo)で小ネタ。11月27日、番外編1つ追加。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-27 06:00:00
42377文字
会話率:40%