某所にあるとあるホスピス。そこにとある少年が入院していた。
少年は物心ついた時から身体が弱く、ずっとベッドに寝たきりで人生を生きてきた。
少年の夢は病院の外を自由に動き回ること。だがその夢は叶わない。少年は不治の病なのだ。
少年の趣味
は読書。特に異世界転生ものを読みあさり、夢や妄想を膨らませ過ごしていた。
そんなある日、ついにその時が来てしまう。そう、少年は亡くなってしまったのだ。
そんな少年の夢を叶えてやろうと神が思ったのか思わなかったのかはわからないが、結果的に少年は夢と魔術に満ちた異世界へと転生してしまう。
前世で身体の弱さを嘆いていた少年は、赤ん坊の頃から己の肉体を鍛え、学校にすら行かず修行に励んだ。
その結果少年は、魔術をも拳で跳ね返してしまうようにまでなってしまうのだった折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-02 21:34:52
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会話率:33%