此れは何かを得、多くを喪う物語。
『Crystal Seed』(クリスタルシード)の開花により、文明の水準は崩壊した。
血中の種の量が一定量を超した人々は花を血と共に撒き散らしながら死亡し、其の花に巨大な蟲が群がる。
森が街を侵食する。
其れに比例するように人口が急激に減少する。
そんな一変した世界で、血中の種を意図的に開花させ操る『庭師』が立ち上がった。
花咲き乱れる世界で、彼らを待ち受ける運命とはーーー?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-25 01:07:26
13616文字
会話率:20%
開戦してから10年。国家と国家の覇権を争う戦争は消耗戦の時代に突入した。大規模攻勢は起こらず、永遠と塹壕でにらみ合いが続く。そのため国家は疲弊した。だが疲弊したのは国家だけではなく、戦場に立つ兵士もそうだった。これはとある偵察機乗りの話。
最終更新:2013-09-29 12:00:00
13949文字
会話率:26%