山奥の結婚式場で働く、春川 雪 は職場の現実を見るうちに、愛だの恋だの結婚だのにすっかり幻滅してしまっていた。
そんな雪が、秘かにずっと思い続けていた幼馴染みが結婚する前夜。
「運命の…出会いがほしい」と乙女な祈りを込めて、薬用養命酒の蓋
をあけた瞬間、何故か異世界に飛ばされてしまう。
これは何故か、薬用養命酒をお供に異世界トリップをしてしまった真面目な彼女が、不老不死の妙薬がほしい大国のアレコレと、その大国に恩を売りたい腹黒宰相に弄られたり、弄られたり、弄られたりしながら、運命の出会いを探す冒険物語である。(予定では)
※若干の流血や、R指定が入りそうなので年齢制限いたします。
前作くらいの残酷描写、それより少し沢山のR指定が入る予定です。
※前作にあたる、「静の姫と嘘つき王」のネタバレを含みますので、ご注意下さい。
読まなくても支障のない範囲で、説明を入れる積もりなので、必読ではないですが、一読していただけると嬉しいです。
文中で養命酒の味、効能についての言及がありますが、作者の個人的な感想ですので、養命酒について貶める意図は全くございません。効能についても創作上の都合で弄っている部分がありますが、フィクションとしてご容赦頂けたら幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-09 17:27:45
244363文字
会話率:27%