いぇぬびーとは「いずれたどり着くもの」という意味の外来語である。
それをもたらしたものも、受け取ったものも、今はもういない。
世界は旧時代の文化を取り戻しつつあり、かつての街並みを再現するまでになった。
そんな街中にある、どこの通りに
も面していない区画のど真ん中、4方をコンクリートの壁に囲まれた小さなアパート。女子大生のフタハは、そこで平和に怠惰な生活を送っていた。
窓を割って入ってきたサメの、ホットケーキ作りを手伝うことになるなんて、考えもしないほど平和に。
できるだけ頭を使わずに読んでいただけますと、
ほのぼの日常系として楽しめるかもしれません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-18 16:27:35
110404文字
会話率:26%