無垢な少女は思った。自分と人間の違いはなんなのかと。
人間と差異があったとて、それは瑣末なものに過ぎず、自分とは因果関係を持ち合わせていないものではないかと。
深く考えば考えるほど、深みにハマっていく。ほら、次の獲物がやってきたぞ。ホイホイ
とガン首揃えて。
少女は自分の力では這い上がれないとは思ってはいなかった。なんとかできた、なんとかなってしまった。それが不幸だったか幸運だったかは神のみぞ知る。
神はいつも何処かであなたを見ている。
あなたの心の隙間を除いている。深淵とは別の形で、見守っているとは言い難いがしかし、信じるものの中には当然神が宿ってるものであろう?そう信じたいだろう?
神は全てを見通しています、神は全てを知っています。さぁ、身を委ねなさい。そうした方が楽と思えるのなら。そうした方が安らぎを求められると言うのなら。私はあなたを救いましょう。たとえどんな人間であっても。どんな道筋を通っていようとも。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-19 07:10:56
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