不透明な部分をいまだ多く持ちながらも「魔法」がひとつの「能力」あるいは「技術」として認知され、世界に大きく関与するようになってはや数十年。少年と同世代では多少なりともその「魔法」を使えることが当たり前になっていたそんな時代。魔法の開発と深
い因縁を持ちながらも「魔法」という奇跡をまったく使えない少年は、かつて自分の犯した過ちを憎みながらも、社会の落ちこぼれとして静かに生きていた。
だが、ある少女との衝撃的な出会いによって、その過ちを正す決意をすることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-23 12:37:00
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会話率:55%