ある少年がいた。その少年は自らの名前を知らない。ただ、『ナナイ』と言う言葉の記憶だけが存在していた。
ナナイには何も残っていなかった。名前を知ると言う目的すら、何もかも。
当てもなく何かに引きずられるように車道に飛び出してしまっても、それで
撥ねられて肋が刺さって肺内部で出血して酸欠で死ぬことになっても。
しかし、神か悪魔か鋼鉄人形か、ともかくそれを見ていた何かはナナイを転生させることにした。性別を変え、分別をつけ、年齢をつけ...そしてそれらが面倒くさくなった観察者は、自らの手で性転換させたナナイを育てることを決意する。
そして自らの真の名を知る目的ができたナナイは、不特定多数とつながるVTuberと言う職業の祖へとなる。
神の子は神折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-02 03:22:46
61609文字
会話率:33%
記憶を失った少女シルヴェーヌは、旧パルティア王国の旧都イブニスへと向かった。帝国が残した遺失物調査の為である。
しかし旧パルティアを再興しようと企んでいるパルチザン部隊の襲撃に遭遇する。
共和国の調査部隊とパルチザン部隊の間で戦闘が
始まり、調査部隊は壊滅状態となった。パルチザンに連れられ、シルヴェーヌは旧都イブニスへと到着した。彼女がそこで見た遺失物とは、千年前の決戦兵器だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-30 23:38:28
86205文字
会話率:63%
[あらすじ]
辺境の国境地帯でたった一機配備されている鋼鉄人形ゼクローザス。その操縦士(ドールマスター)ハーゲンは暇を持て余し、日々農業に励んでいた。
そこへ、帝国の皇女が二人訪れる。
暴漢に襲われそうになった二人を助けたハーゲンは彼女たち
に随行することとなる。彼女たちの目的は500年幽閉されている女神クレドの解放だった。
※拙著「俺の愛しいアンドロイド」の番外編となります。
カクヨムサイト
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885378110
※この作品はカクヨム様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-27 06:00:00
22563文字
会話率:48%