父が賭けに負けて金貨五十枚で侯爵家へ嫁がされることになった伯爵家令嬢。
娘は両親のことが許せず結婚式の日、叔父様に新郎の前まで連れて行ってもらった。
初夜は思う以上に酷いもので・・・。
最終更新:2024-02-01 17:00:00
8486文字
会話率:24%
すーぱでの買い物帰りにトラック事故で死んだ社会人一年生の若者、「」は神の悪戯か悪魔の罠か、異世界に転生した。
といっても、姿形は前世といっしょ、しかも憧れていたチート能力は一切なし。
その上、地獄まで持っていってやると固く誓った豚汁の材料は
元の世界に置き去り。
死んだショックもあって転生した王宮で号泣した「」は、支給金として渡された金貨五十枚を、豚汁づくりの材料と料理道具の購入に全力投入。
その結果出来上がったのは、元の世界とは似ても似つかない、出来損ないの豚汁もどき。
その原因は一目瞭然、品種改良の概念が皆無の質の悪い材料の数々だった。
もう二度と豚汁は食べられない。
残酷な現実に打ちのめされて、独り涙を流す「」。
せめて食べ物を無駄にしてはいけないと、大量に作った豚汁を市場で売ろうとするが、やはり味的にアレな豚汁もどきはさっぱり売れない。
――もういい、死のう。
そう思い始めた「」の前に、禍々しいオーラを纏った幼女がふらりと現れ、豚汁もどきを大鍋ごとあっという間に飲み干して言った。
「もうないのか?だったら作れ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-28 18:00:00
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会話率:28%