父の後を継いで若き政治家となった高橋直哉。政務次官として核戦争防止に奔走したのもむなしく帰国。母国も、協力を誓った敵陣にある友人の故国も壊滅した。そして、直哉と二歳上の継母智子は、二人だけ助かったものの、眠りについた。
眠りの中で、直哉は
自らのある使命を強制された。そして秘めた力を与えたという声を聞いたまま、未来世界に目覚めた。そこは、異世界ともいえ、直哉が新たに働かなければならない新世界だった。
その世界を支配するは、六六六貴族(または三六(ミロク)貴族)と言われる魔族。その支配の下に、人類は生き延びていた。魔族の呼び方で言えば、家畜人類(魔族に飼いならされた家畜人類)、害虫人類(ゲリラ活動をする反攻人類)、野生人類(自由を勝ち取った人類)の三つからなった。
だが、直哉に与えられた力は、謎のまま。それは過去の直哉の経験の中にヒントがあった。この力を与えられたうえで 直哉は、人類を救う使命を強制されたのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-27 20:25:51
246915文字
会話率:61%
俺の名は相堂幸正(しょうどうゆきまさ)。惑星探査船コーネリアス号で移住可能な惑星を探す任務に就いてたんだが、どうやら遭難しちまったらしい。しかもそこは地球にそっくりな<特A>と分類される惑星だったものの、得体のしれない透明な化け物に襲われて
、俺は呆気なく命を落としたみてえだな。
落としたらしいはずなんだが、気が付いたら裸で河の中にいた。そこでも猛獣だかなんだかに襲われたもののこっちについては返り討ちにしてやった。
しかし俺以外のメンバーは見当たらず、不時着したはずのコーネリアス号もねえ。
仕方なく俺はそこで生きることにしたんだが、でも、悪くねえ。俺にはこっちの生き方の方が合ってたようだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-02 06:00:00
108490文字
会話率:14%