俺はどうやら風邪をこじらせて死んだらしい。と思ったら不思議な声の人に『神様のお手伝いをしてくれない?』と勧誘された!まあいいかと軽い気持ちで引き受けたら、俺は異世界に赤子として転生していた。
だが神様のお手伝いってのが、神様の作った脚本にそ
って『勇者を庇って死ぬ役』をやってくれというとんでもないものだった!
勇者の真の力を解放するための大切なイベント?
その後のハーレムエンドに至るために必要?知るかそんなもん。
ヤダヤダそんな当て馬になって死ぬなんてお断りだー!……と思っていたけど、結局勇者を庇って俺は死んでしまった。しゃーねーだろ勇者は親友なんだよ……。
不本意だったけど、神様の脚本どおりに俺が死んだおかげで世界は平和になり、めでたしめでたし……となるわけだ。
まあそんなわけで、死んでしまった俺だけど、ご褒美に大家族の幸せな家の子に生まれ変わらせてくれることになった。よーし、今度の人生は可愛い嫁さんもらって子だくさんの家族を作るぞー!と思っていたけれど……あれ???俺女の子……?
注:TS要素あります。キーワードにご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-06 15:47:00
86067文字
会話率:34%
第1回の転生は葉山雫が高校生の時だった。王道の大型トラックに轢かれ、緑を司る女神様に転生した。
しかし、彼女は異例で2回目の転生を果たす。
次の転生先はなんと戦場だった―
「捕虜持って帰ってきたぞー」
「へぇ、お前が殺さないなんて珍しい
な」
「うるせー、そういう気分じゃねぇ時だってあるんだよ」
そして、そこでは何故か捕虜となっていた。
転生したら起用する筈の経験値ポイント、転生特典で貰えるはずのチート能力的なものは2度目の転生のせいかバグが生じているようで使えなかった。
何も出来ずに泣きじゃくるばかりの私に救いの手を差し伸べたのは
「世界征服が俺の夢、この隊のリーダーのアスだ」
なんとも物騒な夢を持つ元気な男だった。
ロクな人間がいないこの世界で、元々JKで元女神の葉山雫は戦場を生き抜くことが出来るのか
「いやっ、無理!」
「アスー!見て見て爆弾磨いてん!綺麗やろー?」
「ん?あぁ、綺麗だな。よし、それを的に投げてこい」
「ラジャー!」
「こんな世界無理無理無理!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-22 17:33:45
724文字
会話率:43%