剣と魔法の異世界。とある王国の王都で暮らす平凡な少女であるヴィオラは、これといった特技も才能も無く特別な存在でもない、ごく普通の何処にでもいる様な人間。
だが、周りと比べ違っていたのは自分が別の大陸から来たサキュバスだと言う事と、父親が行方
不明になっているという事だった。そしてもう一つ、ヴィオラが母を含め誰にも話していない大きな秘密がある。
それは、前世の記憶があるという事。悲惨な死を迎えた前世とは違って今世では堅実に、平凡でも良いから幸せに生きると決めていたが、ある日突然いつもの様に学校でのクラスメイトであり、貴族の青年達の虐めに耐えていた時、黒衣に身を包み顔を隠したままの怪しげな女性が助けてくれたのだった。
ただ一言、シスターと名乗る彼女がヴィオラの運命を大きく変えていく。
これは、ヴィオラという少女が世界を揺るがす陰謀に立ち向かい“高き地の魔女“と、呼ばれていく物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 17:41:26
55484文字
会話率:82%
現代日本から異世界へ飛ばされ、また別の異世界へトリップしてきた流(リュウ)♀。 月光のごとき煌め
きを宿す銀髪のリュウは、その手に愛剣を携え腕は超一流。現代日本の常識ではあり得ない“芸”を身につけている彼女は、かつて“牙狼”と呼ばれていた。 トリップ直後に奴隷売買の舞台で敢えて奴隷役に徹している中、とある青年達に“買われる”。そこから、リュウにとって奇妙で戸惑いの生活が幕を開けた―――
女の子っぽくない、野生の獣の性と無垢な幼子の魂を兼ね備えたリュウが、異世界で出会った人達との暮らしを経て、その本質はそのままに今迄手にしてこなかった……感じてこられなかった“人のぬくもり”を覚えてゆく……そんな物語
◆もう一つのオリジナル小説「幻蒼」のヒロインとこちらの主人公の描写がかなり似通っていますが、別人です。作者の趣味なんで被っちゃうんですが、あくまで別個の存在なのでご注意を!! ◆ちなみに“ルイシャ”に特に意味はありません(笑)なんとなく思いついて響きが気に入ったまでです。 ◆特に逆ハーレムという雰囲気が全面的に出ているわけではないです。恋愛雰囲気ムンムンではありませんのでご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-03 02:08:13
121093文字
会話率:40%