セドリックは異世界と思われるグンマー王国で前世の記憶を取り戻した。猫のトイレのような排泄場所、なぜか通じる日本語、読めるけど書けない言語体系、負の数が存在しない数学…そんな中、衛生環境などに取り組み「がくせい」となるファンタジー小説。
最終更新:2024-10-14 17:42:59
22349文字
会話率:54%
「(-1)×(-1)=1ってどう証明するの?」
そう訊かれたら、あなたは答えることができますか? 中1で習う事実でも案外難しいかもしれません。
本小説では、『道徳の解答の作り方 ー文芸部による攻略ー』に登場する蒼井陸斗とその妹の美
月がただそれについて雑談しているだけのお話です(陸斗が高1、美月が中3ということだけわかっていれば、『道徳』を読んでいなくても問題なく読めると思います)。
数学に詳しい方向けに注意です。
本小説は、整数全体が環であることに基づいて、その乗法に関する単位元1の加法に関する逆元である(-1)の2乗が1となることを証明しようという方針で進んでいます。そのため、分配則や結合則、単位元や零元の存在など、環の定義にある部分は認めて議論をしています。
また、アーベル性を使うまいとして変な書き方になっているところがあるくせに、証明の中で右側や左側だけを示しているところがあります。まったく同様にできるので省略していると考えてください。
感想、ご意見、ご指摘は広く求めております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-31 18:30:04
4929文字
会話率:54%
ある村に人々と魔族の国交回復を願い奔走した男と男を師と仰ぐ娘がいた。
魔族と人間の対立。互いが啀み合い、些細なことで争い、長年積み重ねた負の数々。
二つの異なる種族が手を取り合うことなど、叶わぬ未来であると誰もが口にしたが、男の願いは多
くのものを引き換えにして叶った。たとえば、男は死を。娘は自身が歩む筈だった生を贄として。
男の死後、娘はユエ・リュカスと名を改めた。
ひっそりと名も無き村娘Cのように生きることを選択したのである。
しかし、それから数年後────。
ユエを含めた4名の村娘は村と国で交わされた約束事により村を離れ王の元で5年間働くことを命じられる。
行き先は王都、ディレット。
少女たちの過去を知る人々はみな躊躇いの色を見せたが、意外にも彼女たちは恭順の意を見せた。ユエ・リュカスさえも。
ただ、彼女たちにとって国はどうでも良かった。
全ては自分の為にと彼女たちはそれぞれ口にする。
冒険者兼従者として水帝リヴと契約を交わした4人はどんな仕事も引き受けるつもりであったが………。
リヴの配慮により、王都直営の学園を卒業するまでは依頼として小さな仕事を受けつつ、一般市民兼学生としてとして生活することに。
とはいえど王都で生活することになれば嫌でも面倒事()に関わるのがお約束というもの。
悪辣貴族共に利用されるのは御免だ、どんな手を使ってでも三人に手出しはさせない。そう決意したユエを嘲笑うかのように皇族や魔族、勇者が次々と現れて─────。
ああ、師匠(せんせい)、今日もこの国は平和です。先生のいない世界は
これは死に損ないの村娘Cと3人の少女たち(ワケありむすめ)をめぐる物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-26 00:54:00
10456文字
会話率:39%
計算と負の数のメモです。
独善的な散文です。
Public Domain.
キーワード:
最終更新:2010-08-29 01:55:06
369文字
会話率:0%