死は誰にでも訪れる。
どんな素晴らしい功績を残した人だろうが、大罪を犯した世紀の大泥棒だろうが、はたまた平々凡々とした「只のヒト」であろうが。
平等に。無慈悲に。
ある一人の「只のヒト」が死んだ。男であった。彼は世界を滅ぼしたということを
除いては只のヒトであった。叶えられない夢を見た、優しすぎる男。男は、自分のしてしまったことを、後悔した。
それは、本当に。そして、その末に受け止めた。…だが。彼は、自分のしたことに対する贖罪がしたかった。即ち。
「もう一度生きたい…」と。
その願いを聞くものがいた。
「それ」は生命を超越した物、所謂「神」である。
「それ」は言う。
もう一度生を与える、しかしその代わりに「大きな事」を成せ。20の年を迎えるまでに成せ無ければ…「消す」と。
男は一も二もなく承諾した。一度無くした生をもう一度受けれるなら。
…しかし彼は聞かされていなかったのである。
転生先がまさか「異世界」とは…そして、彼の性別が変わってしまっていることも。
作者はガラスのハートなので、誹謗中傷のコメントを控えて頂きたいと存じます。
低国語力ですが、それでもいいよ、という方は楽しんで頂けると幸いです!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-20 20:47:04
3514文字
会話率:24%