注:この作品は、小説投稿サイト「メビウスリング」にて書きかけだった作品を改稿したものです。また、『innocence syndrome』の作者である「詠琉」と「湊橋かごめ」は同一人物です。御了承下さいませ。
神々は、世界創造時に“syn
drome”を残していった。“syndrome”によって分岐し、分裂したそれぞれの旅路は、時には引寄せられ、時には分離しながら、それぞれの終着点を目指していく。その“syndrome”の存在も知らずに、自分だけの旅路を歩んでいく人々の一人であった『僕』ことミラ・ソルディは、“教会荒らし”の事件をきっかけに、“syndrome”や、それによって発生した様々な存在を知ることになるのだが、この時、まだ世界の誰もが、“syndrome”に潜む本当の症候群――シンドロームの存在を、知らなかったのである。“syndrome”の『罪』と『闇』とは。それを知ってしまった時、世界という名の舞台に乗った役者に全ての慈悲が降り注ぐことは、まだ誰も知らないお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-01-21 20:35:04
4933文字
会話率:39%
百万人に一人いるかいないかの特殊な手を持ってうまれた人々は、ある特殊なスケッチ法を使うことを許された。
特殊な紙、特殊なペン、特殊なインク、特殊な技法、そして特殊な手が揃った場合のみ、完成したスケッチとスケッチ対象に生じる「繋がり」。そのス
ケッチを、人は至福スケッチと呼んでいた。
そして、その至福スケッチの使い手として生きていた老人は、“閉ざされていた少女”や“手を失った至福スケッチの使い手”と出会い、至福スケッチの真意を知る為の旅を始める——。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-01-22 12:53:06
2529文字
会話率:8%
アリスは兎を追いかけなかった。
兎はアリスをおとした。
王女は抹殺を恐れていた。
そして、ストーリーテラーは——。
最終更新:2011-01-21 21:12:57
5323文字
会話率:25%