VRMMO(仮想現実大規模多人数オンライン)が発展した近未来。当然のことながら、技術革新はそれだけに特化したわけではなく、電脳化による物理現実と同座標に拡張現実を運営するに至った。そして、拡張現実と仮想現実は『≒』である。つまり、あちらから
こちらへ、こちらからあちらへと情報物質体を移動させるのは容易なこととなっていた。メリットはたくさんあった。しかし、デメリットも当然ある。向こう側(仮想現実)の特にゲームにおいてバグが発生し、それが行き来可能な拡張現実にまで溢れてくる。バグを抱えたゲーム内モンスターが、電脳化率90パーセントを超える近未来の日本に現れるのだ。その現実の脅威となったバグを狩る者、それが電戯士(デバッガー)たちである。これは、そんな電戯士の卵たちのちょっとした奮闘記である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-01 17:21:23
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