22世紀初頭、世界の勢力図は大きく塗り替えられようとしていた。メキシコのアメリカ侵攻をきっかけに第3次世界大戦が勃発。僅か9ヵ月でメキシコと連合軍は21世紀の覇権国アメリカを破り、新たな時代が幕を開けようとしていた。だが、アメリカという圧
倒的な力を持つ存在を失った世界は徐々にそのバランスを崩して行く…
ジャーナリストであるリーア・ヴィソーチンは、終戦後世界各地で起きているある異変を知る事になる。国、地域、人種に関わらず起きているその異変はやがて世界を混沌に突き落とす事態へと発展する。
強大な力の喪失は人をどのように変え、そしてどのような結末を引き起こすのか…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-02-17 00:56:42
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