気がつけば不思議な場所にいた。出会うのは時間に追われる兎コスプレ女に、猫コスプレのろくでなし。美人なのは良いけどどこか残念な人達。えっ、コスプレじゃない? またまた……えっ、ホントに? どこかおかしな少年とどこかおかしな世界。チェシャは言う
。散らばった体を集めろ、と。その一言で少年は縁もゆかりもないはずのその世界に縛り付けられた。言葉を実現させる能力『有限実行』、おかしな世界と隠れた真実。そして彼もまたゆっくりと時間に追われ始めた。※小説タイトルを世の中には不思議の国のアリス症候群なる病気があるらしいが、僕には関係ないはず……(仮)から変更しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-05-28 05:00:00
68385文字
会話率:42%