王の時代が終わりを告げようとしている。五ヶ国首脳会談を目前に、エルシーズ各国は準備を急いでいた。そして国王が早逝し、陥落するとかと思われるニューリアン王国にでも動きがあった。
主人公はセルジオ軍兵暗殺部【アルマンダイト・クロスフィル】だ
。彼は、ニューリアン王国の女王【メアネル・テレシア】の暗殺を命じられて国を渡る。
パーティーの熱も冷める夜に、クロスフィルはテレシアに刃を突き付けた。が、しかし。
「わたくしの命があなたの何になるのです?」
そう言い返せるテレシアにもまた思惑があった。
死ねない彼女の未練とは、ただの未亡人の命乞いなのか。いいや。テレシアは『最後の女王』と呼ばれてもなお、ひたすらに準備を進めているのだ。そうとは知らないクロスフィルも、彼の使命を果たそうとするだろうが。いずれ知ることになる。
セルジオ王国、ニューリアン王国。そして海外勢力アスタリカ軍勢にも油断できない。生き残るのはどの国なのか。テレシアの命がこの物語によって何かを動かす。
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シリーズ【トマトの惑星】
神と神人と人による大テーマ。他タイトルの短編・長編小説が歴史絵巻のように繋がる物語です。シリーズの開幕となる短編「神様わたしの星作りchapter_One」をはじめとし、読みごたえのある長編小説も充実(*´-`)
シリーズあらすじと各小説へのアクセスをまとめました!是非ご確認下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-07 17:00:00
60268文字
会話率:45%
大金を騙し取る詐欺師のリモネ。今回のターゲットは売れっ子小説家のリヴァイだ。いつものように色目を使って近付く三段だったが、あろうことかリヴァイはリモネに大金にもなるコレクションの絵画を全て渡してしまう。これに味を占めたリモネだったが、リヴァ
イの行動が怪しく思え、一旦は引き返すのだが……。
リモネの理念(フィロソフィ)に基づいた思い切りのある行動が魅力の作品です!また、別作の短編小説『絵の具と切符とペンギンと』の続きの物語にもなっています。是非そちらも読みやすいお話なので読んでみてくださいね!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 17:00:00
33045文字
会話率:46%
階段は上に登るも下に降るも無数だ。皆、何かがあってそのカルメラ迷宮に迷い込むのだろうが、何も嘆く必要はない。魔物に食われるか、はたまたたった一つの出口を見つけることが出来るのか。そんなこともひと掬いの水を飲めば何も考える必要もなくなる。
最終更新:2024-04-17 20:05:13
1559文字
会話率:40%