現代では謎の『何でも屋』を営む飛鳥福朗と、アルバイトの高梨明日香が織りなす物語第二弾。
とある週末、仕事でゴミ拾いをしていた福朗は、川縁でUSBメモリーを拾う。落とし物の可能性を考えて持ち帰ると、中には複数のプログラムと一つのアプリが入っ
ていた。パソコンに詳しい知り合いに見てもらうと、そのアプリはかなりの完成度との事。そんなものが捨てられているわけがないと、福朗は落とし主を探し始める。そうして現れたのは、USBメモリーを自分の物だと言い張る二人の男だった。
本当の持ち主はどちらなのか、どういう経緯で川縁にあったのか。この物語はそれらを巡る、『何でも屋』飛鳥福朗と高梨明日香の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-06 00:41:29
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会話率:64%