平和で平穏な変わらない毎日。そんな日常を殊の外好んでいた自己至上主義者、剣崎 雫。
しかし、見慣れた授業中の光景が、突如として汚らしい土の部屋に様変わりした。
複数の野生の獣の咆哮、響き渡るクラスメートの悲鳴。
無意識にそのことに高揚し、
獣を殺しながら前に進む。
手始めに、中等部の女二匹を調教し、己が僕とする。
類稀なる天才であるため、己の身を至上とし、その他すべてを駒と考える男。
安定した世の中では、全力を出す必要がないと判断し、適当に過ごしていたその男が、生まれて始めて本気を出す。
目的はただ一つ、この飽くなき支配欲を満たすこと。
世界とて、この俺の前では一つの駒に過ぎない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-09 19:00:00
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会話率:13%