昼休み、3年A組・後方の窓際。
通称:「暗黒円卓(ダーク・ラウンドテーブル)」
そこでは毎日のように、男子中二勢が集まり、
己の“設定”や“過去”や“右腕”について熱く語り合っていた。
ルシフェル田中(生徒会長)「……でな、俺の“堕天
”は、生後13ヶ月目に起こったんだ」
クロノ=レイヴン佐々木「はっ、貴様の覚醒が“月齢”で語られるとは。俺は“13の月蝕”の夜に、神の審判を受けたぞ」
零式加藤(第六使徒)「二人とも浅いな。俺は胎内記憶の段階で世界の歪みに気づいていた」
高橋隼人(黒星ノ残響)「やっぱ胎内だよな。俺なんて胎児の時にノイズ聞いてたもん。“来世の音”ってやつ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-09 17:48:32
5054文字
会話率:28%
母と喧嘩をしてしまったみのりは、離れて暮らす父の元へ行こうと泣きながら荷物を纏め、疲れて眠ってしまう。
ふと気が付くと、そこは雲の上に広がる不思議な世界。そこには小さな赤ん坊や、赤ん坊を世話する少年少女がいた。少年の一人、真と出会い、ここが
生まれる前の赤ん坊を世話する場所なのだと教わる。みのりも生まれる前はここに居て、空の上から母の事を見ていた事、今みのりがここにいるのは、色々な事を思い出す為の里帰りをしているからだという事を教わる。
真と話をするうちに、みのりはどうして自分が母の元へ生まれたのかを少しだけ思い出していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-15 22:52:23
9840文字
会話率:51%
小学三年生のわたしは、『胎内記憶』の話を聞いた。何だかわたしにも、お腹のなかの赤ちゃんだったときの記憶があったみたい。それって、どんな感じだったんだろう……?
※ひだまり童話館様 第28回企画 「たぷたぷな話 」参加作品です。
最終更新:2022-05-22 18:15:22
6592文字
会話率:44%
子は親を選べない。与えられた人生をただ歩むしかない。誰がそう言ったのかー
どうしてお母さんのもとに生まれたの?
どうして身体が弱いの?
どうして足がないの?
どうしてお母さんに会う前にお空に帰っちゃったの?
神さまはたくさんの子どもたちの中
から僕を選んで、誰しもが忘れていく生まれる前の記憶に鍵をかけた。誰にも話してはいけない神さまとの秘密の約束。
だけど、ただひとつ言えることは僕はあなたを選んでこの世に生まれたんだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-12 12:17:31
2439文字
会話率:2%
暗い海で響く声のはなし。
最終更新:2015-11-25 21:21:24
637文字
会話率:22%