回路や導線を抱く巨木「機械樹」で覆われた大森林。
「やみがおりたら であるくな アラネアたちに くわれるぞ」
遥か昔より、誰もが子供の時から口ずさむ「言いつけ」は絶対だ。
ところが、昼間にも怪物「アラネア」が現れるようになり、森へ出かけ
る者はことごとく喰い殺されていた。
森の村に住んでいる獣人の少年クロンと幼なじみのリーエは、役人に追い立てられるようにルニの都へ移り住むことになる。
ところが、都への道中、馬車を襲ったアラネアが原因で、二人の運命は大きく二分されてしまう──
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独自の文明、文化、風習を題材にした、ちょっぴり不思議でホラーなアクションファンタジー。一区切りにつき、大体原稿用紙3~7枚分程度です。
※なろうで良く見かけるセリフ前後の空行を詰めているため、デフォルトの横書きでは読みづらい可能性があります。
出来れば本と同様、縦書きモードで読むことを推奨します。
第三回エリュシオンノベルコンテスト(なろうコン)一次審査通過作品。
カクヨムでも同時連載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-24 01:09:25
59766文字
会話率:36%