王女が聖女として覚醒したとき、国王は国中に本を配った。
勇者と聖女の恋物語の本を。最後にこう一文を印して。
『勇者と聖女が住む国は大いに繁栄し皆幸せに暮らしました』
二人の結婚を祝福した祭司は言った。
『勇者様も聖女様も神に選ばれし者、惹
かれ合うのも自然なことかと』
勇者となった青年とその妻は迎えの馬車に乗らざるおえなかった。
『勇者の呪い』の連載版です。
話の流れは変わりませんが、雰囲気が変わるかもしれないのでタイトルを変更しました。
各章で主人公が変わります。
苛めや流産など残酷な場面があります。お気をつけ下さい。
お読みいただけたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-04 00:00:00
205499文字
会話率:45%