――終わらぬ空と、終わらせない想いを抱いて
すべてを忘れた少女と、その名を呼び続ける青年の旅が始まる。
目を覚ましたのは、灰色の丘。
名前も、過去も、どうしてここにいるのかも――すべて失っていた。
そんな彼女に手を差し伸べたのは、ひと
りの青年。
静かに笑うその人は、少女に名前を与え、寄り添いながらともに歩き始める。
やがてふたりは、名の意味と、忘れてはならない祈りに触れていく。
――終わらぬ空と、終わらせない想いを抱いて。
これは、ふたりが再び出会いなおすための物語。
*カクヨムでも投稿しております*折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 07:20:00
27245文字
会話率:14%