その夜、魔王は目覚めた。無数の傀儡を引き連れ、血を飲み、浴び、月の下に散らして回る。その姿はまさに獣なり。その渇望は夜を黒く染め上げ地上に絶望の雨を、したり、したり、と降らせるだろう。終わりのない夜に人は叫ぶ。それは正義の賛歌であるか、それ
とも魔王による惨禍であるか。彼の王は宵に問う、神の存在を、善とは何ぞや、悪とは何ぞやと。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-10 19:31:57
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会話率:28%
「僕」は、気がつくと「夜」の中にいた。
そこはどこだかわからない。
終わることのない「夜」の中で、「僕」はどこに行くのか。
あてもなくさまよい歩く「僕」の不思議な旅が始まった。
最終更新:2010-03-10 18:38:58
13233文字
会話率:6%