「わはははは!これは傑作だな」
俺はダンジョンの最下層、住居でモニターに映し出されるものを見ながら笑っていた。
「くそ!囲まれた!」
魔物に包囲され
「くっ!滑って登れない!」
斜面にローションを塗りたくり
「うぉおお!水がっ
!」
密室に水を流し込み
「い、息がっ」
灯による火によって酸素濃度を減らし
これらは魔王の1人によって作られたダンジョンの、言わばお遊び用の階層だ。ここの難易度は極悪、魔王の娯楽鑑賞用として設計されている。さらに、死に近付くとダンジョン入り口にワープさせられてしまう。
通称 嫌がらせダンジョンと呼ばれている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-06 19:30:58
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会話率:64%