中学時代、僕は一度フラれた。その理由は言われていないが分かっている。僕が『ヲタク』だからだ。ヲタクとは自分の趣味や興味があることにまっすぐで、そのためならば、悪い意味でも良い意味でも何でもする人種だと僕は思っている。ヲタクは一般人から見
ると、すごく嫌われているのだ。それ故に同じ人種のヲタクとしか活動が出来ない可哀想な人種だ。だが、これをきっかけにヲタクをやめることは出来ない。それなりのプライドを持ってヲタクになっているからだ。
高校でもまだヲタクをしている。それ故に教室ではいつも一人であった。昼休みには図書室でラノベを読み漁る。クラスのムードメーカーとは別の意味で、図書室の主と有名だった。だが、図書室では一人ではない。本たちと一緒だからとかそんな意味じゃない。そう、いつも僕の隣には奴がいるのだ。そいつと出会い、昼休みは一人で過ごせなくなってしまったのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-19 03:21:39
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