夢の世界。それは誰しもが見たことのある、そして誰しもが鮮明に覚えていない世界。
何故鮮明に覚えていないのか…それは幸せなんかじゃないから。幸せだけじゃ、夢は覚めないから。そんな夢は人々を束縛するだけなのだから。それでも夢は生まれるのだ。
だからこれは、夢を見る人々が描く、色とりどりな世界を旅する物語。
様々な出会いの中で、主人公は自分をーー記憶を取り戻していく。けれど同じように、彼女を縛る楔が彼女の夢に打ち込まれていく…。
誰かの願いに生まれた夢の物語が、今始まる…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-19 20:00:00
38882文字
会話率:45%