定年退職し、田舎に引っ込んだ還暦過ぎの男。とある飲み屋で一人の男と知り合いになる。何回か、一緒に呑む内に、意気投合し、親密な呑み友達になっていった。その男は毎回、酒代を払わずに店を出て行く。不思議に思っていたら、彼の奥さんがつけとなっている
酒代を払いに来るのを目撃した。飲み屋の親父の話では、彼は言わば、奥さんのひもとなって暮らしているということだった。その後も、彼との付き合いは続き、今までの人生のことなども話し、時には哲学的なことも談義していった。舞台背景は民主党が政権をとった頃である。熟年の二人の対話を通して、過ぎ去った昭和という時代を描いた物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-22 20:00:00
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会話率:23%