スライム=最弱。
数多のゲーム、漫画、小説等で定義づけられたこの等式は、人類の殆どが頷けるものであろう。
だが、この世界で『スライム=最弱』の等式が存在することは無い。
スライムに滅ぼされるこの世界では。
『スライム襲来事件』
西
暦2025年、日本時間6月6日21時00分。
突如、空から降下してきた未確認生物により、日本の人口は約4分の1になってしまう。
この事件から10年後、日本に存在する都市は僅か三都市にまで追い込まれた。
ただし、この三都市は数多のスライム討伐企業に護られており、首都『新東京』では、大手スライム討伐企業【水島組合】の努力のお陰で、都市内にスライムが侵入することはこれまで1度も無かった。
新東京に住む16歳の少年・祭奈メルマは、街を歩いている途中にスライムと遭遇。
スーパーヒーローになる、という昔の夢を思い出したメルマは、自力でスライムを討伐するが、何故か半身がスライムに変化してしまった。
これは、スライムを身に纏う醜い少年が、増えに増えたスライム共をぶっ殺し、スーパーヒーローとなるまでを描いた物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-15 21:16:38
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会話率:30%