新生大陸、空天の座。その一角に当たる空時(ソラト)の国で、皇子が争いに巻き込まれて行方知れずとなる事件が起きた。それから十年後、彼のいなくなったその地から物語は再開する。
◆幼い頃の記憶を失くし、セル・空と名付けられた少年は、騎士養成学
校に通いながら大切な友人達と共に穏やかな日々を過ごしていた。そんなある日、学園の試験中に誰もが想定し得ない事態が起こってしまう。絶対絶命の中、セルは空時における最強の騎士達に命を救われた。
◆彼等は言う『――お迎えにあがりました、我らが皇よ』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-17 22:00:34
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会話率:51%