時は23世紀。遺伝子技術が進み、人から誕生した新たな種「獣人」。
主人公である尾高正夫は独り立ちしたばかりの青年獣人であるが、人であらず、獣人たちとは異なる思想を持つ故、日々葛藤に悩まされる。
そんな中、軍の任務中に敵に捕まって眠らされてし
まう。
「力が欲しい・・・・」
そう願望している行夫に近付いたのは、彼の、ケモノとしてのもうひとりの行夫だった。
相反する性質をもつ両者は契約を結び、光と闇の混じった生命体となる。
そんな主人公の心情と成長ぶりが、日月が過ぎるにつれて変わっていく。
人間に歩み寄る光に行くか?殺戮を欲する闇に堕ちるか?
果たして、彼はどっちの立場なのであろうか・・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-25 08:00:00
38509文字
会話率:37%