2105年。
”科学”が進化した時代。
世界は犯罪に対し過敏になっていた。万引きや盗難など、どちらかと言えば小さな犯罪と見られるものも、場合によっては処刑となりえる現代。日本の処刑率は格段に跳ね上がっていた。
一見、昔と変わらぬ世界
。でも確かにそこには決定的な違いがあった。けれどそれを知らない人々は”今”を当たり前と受け止め、自然な生活を送る。
金城理人もその一人だった。どこにでもいるような高校生。3年も片思いしていた女子に振られた哀れな男。
「……玩具って、危険だよね。うん、どうしよう……」
気が付けば、”能力”などと言う魔法染みた力を有する行政機関に喧嘩を売っていた。
――これは世界一の馬鹿が犯罪を犯す物語。
*現在デザイン画(EA作)、記載中。
*文章を随時修正しながら、カクヨムに同時記載中。
@8/21 次回更新は、9/3。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-04 00:50:28
374789文字
会話率:40%