【Crônica】:クローニカ、クロニカとも。ポルトガル語源で、ラテン語の[chronica]から派生した言葉。主に新聞や雑誌など、定期的に発刊される媒体で連載される小説で、日々の出来事や情景を芸術的に綴った物、あるいはその日のニュースを基
にしたフィクションやエッセイのような形式の物など、一口にCrônicaといってもその内容は多岐に渡る。一部の国で独自に発展した形態ながら、もとより詩的である日本語との親和性は高いと思い、執筆を試みました。今回は風刺メインで、コラムと純文芸作品の中間のようなものを目指しました。「ジャーナリスティック・クローニカ」と分類されるスタイルで、その名の通り、新聞やテレビ・ネットなどで取り上げられた話題について、飽くまでも文学的要素を加えつつ、著者の主観で論じるスタイルです。コラムとの違いは、比較的自由な形式である所と、私見のみで書ける所でしょうか。反対にエッセイと異なるのは、題材は必ず「メディアで取り上げられた最近の出来事」で無ければいけない所です。他の私の作品と異なり、こちらはかなり露骨に私の見解を述べていますので、その手の文体が苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-16 07:42:58
2859文字
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