─────私は死んだ。
そして転生……したらしいのだが、記憶のほとんどを失った状態で転生してしまっていた。
覚えているのは一部の記憶の断片と、『死の恐怖』だけで、私は“またあの痛みを味わう”という恐怖感に襲われることになる。
…
…そう。これは、異世界に転生したが記憶がうまく引き継がれず、その魂に『死の恐怖』が強く残ってしまった私の物語。
死と隣り合わせの異世界で出会った片腕の天使と共に、その運命に抗って生きる……そんな物語だ。
──────Reincarnation.⋆ ☄︎. ·˚ *
これが私の運命だ。
(※カクヨムにも同著者、同題名で公開しています。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-08 15:10:18
115564文字
会話率:44%
※再構築版。カクヨムにも同作を連載しています。by,ゆーしゃKuro
────もし、また生きてもいいと言われたら。
……あなたはなんて答えますか?
真っ白な世界にある美しい花園で、神代行を名乗る幼女にそんなことを言われた。
しかし少女は、やはりどうしても、「また死ぬかもしれない」という恐怖は拭えず、一度はそれを拒否した。
だが、苦渋の決断の末に少女は異世界へ転生することを……また生きることを決める。
……と、決めるまでは良かった。竜の鼻先という予想出来るはずもない転生場所で寝転んでいなければ文句はなかった。
いきなりボス戦になってしまった少女『ベル』だったが、竜に襲われているところをアニムスマギアという不思議な、魔法のようなものによって、白い“片腕の天使”に助けられる。
そんなよくあるかもしれない運命的出会いから始まる異世界での日々。しかしそれは、本当に運命という歯車が動き出す瞬間だった。魔蝕の子の死をキッカケに、ベルは戦うことを決意する。
金色の魔剣が放つ光は願い。魂の力で成すのは運命殺し。片腕の天使や、心強い仲間たちと共に、世界災厄『魔王』へ立ち向かう!
……そしてベルは本を読み、自身が転生した「本当の理由」を知ることに────。
記憶部分喪失系元ただの女子高校生(?)が繰り広げる、多分!恐らく!王道系な新英雄譚!
クリンゲル・シックザール、始まります!!!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-29 12:16:36
74605文字
会話率:54%