「狂人の遺産」――"褒め言葉"としてそう呼ばれるVRMMOが流行る、そう遠くない未来。世界中の人間が熱狂するそのゲームに、一人のぼっちな少女が足を踏み入れた。初っ端から開発の罠に引っ掛かったり妙なレア種族を引き当てたもの
の、ソロは非推奨という厳しい現実に突き当たる。しかし、偶然に得た情報をもとにモフモフを求めて高レベルの森へ入ったことにより、少女の冒険譚は幕を開けた。現実で問題を抱える少女がゲームを通して斜め上に成長をしていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-02 07:00:00
389206文字
会話率:32%
何処かノンビリとした何処かの草原に、何処かで見たような鋼鉄の塊があります。
自動車、戦車、そんな印象の鉄塊が、スクラップの山のように積み重なっているように見えるけども、ソレはスクラップにあらず、『キグルミック』と呼ばれる巨大な、不恰好
なれど人のカタチをした機械、『ロボット』なのです。
このロボットは来る日も来る日も、目の前に広がる森に対して監視をしています。
何年も何年も、機体に命の火を灯す“中の人”が、世代を代えても変わり無く。
このお話は今の世代の中の人、“シェルフィ”がキグルミックでボーーっと暮らす……、いや監視のお仕事をする様子を記す物語。
ですが、そんな働きたくないけど働いてるような娘には、しっかり厳しい現実が纏わりついて来るのです。
そして、ちょっとエニョいお話……を目指してましたが、どうにも主人公が残念で、女を高めるお色気には至っておりませんw
※サブタイトル末尾に【★】マークがあるものには、何らかの挿絵が入ってます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-26 08:00:00
312563文字
会話率:22%