かつて地球から異世界に落ちた相馬理一。
そこで、胸に竜の力を宿した心臓を持つ≪竜心の勇者≫リイチ・ソウマとして理外の膂力をもって最後の戦いを迎えていた。
しかし、最後の戦いの最中、≪炎と知恵の魔女≫ルリ・フレアフィールドに心臓と力を託しを命
を落とす。
座間季里。
彼はリイチ・ソウマの記憶を持って地球に生まれた少年であった。
異世界で死を迎えた十七歳の誕生日を座間季里として迎えた時、待ち受けていたのは――
動く筋肉巨像のような壮年のマッチョマン、前世は筋肉に全てを捧げたオーヴァ・ドワーフの男。
よれたジャージに目に痛い金髪の酒飲み姉さん、前世は深い森にて魔の深淵にて微睡むディープ・エルフの女。
動かざること城壁の如くき鉄壁の自室警備員、前世はその盾で万人を守り抜いた気高き聖堂騎士の男。
色濃い面子のを唯一薄めてくれる無二の良心、前世は月夜を駆ける銀毛の獣人でロウ族ヤテンの少女。
そして、かつて≪炎と知恵の魔女≫ルリ・フレアフィールドだった少女、槻木詞葉。
彼ら、異世界転生者が暮らすアパートの一室に短期滞在することになった座間が過ごすマッタリ生活――はなく、ルリ・フレアフィールドの信念(野望)に踊らされる座間のグッタリ生活。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-15 21:02:27
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会話率:18%