あの日、俺は夜勤明けだった。
風呂に入って、晩酌やって、夕食食べたらすることがない。
真っ昼間からと嫌がる女房と一戦交えて眠ったのさ。
ダンダンダンダン、ガタガタガタガタ……
激しい揺れで目を覚ました俺は、身動きできなくなっていた。
最終更新:2016-03-14 13:37:30
1408文字
会話率:0%
ペタルの下に広がる世界。
巨人が暴れまわった痕のような、手のつからない光景が広がる中に、救いを求める者の姿を探す。
完全に秩序を失った世界で、視認しにくい服装は識別しづらいものだ。
食い入るように見つめるのは、ラダーペタルの下だけだ。
最終更新:2016-03-13 06:29:50
1430文字
会話率:39%