───あれは何なのだ。私が2本足で立って、前足を真横にぶらさげて、全身の毛を丸刈りにしたら、案外ああいう生き物になったりするのだろうか。死んだ方がましである。あの不気味な生き物の名前は分からないが、私は彼らを仮に、「ネコ」と呼ぶことにしよう
───。名もなき猫と、人間との切ない交流をえがいた、読み切り・ショートストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-09-25 01:03:37
3408文字
会話率:18%
「俺の脳を見てくれ!」診察室に駆け込むなり、寝台の上に滑り込む男。男はメスで頭皮を剥がし、さらにハンマーで頭蓋を叩き割る。すると中はどうだ。大きな空洞になっているではないか───本編より。何も感じない、感動しない男が、嘆きながら脳に埋めたも
のとは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-09-14 21:58:33
2057文字
会話率:29%