二本松中学校で社会科を教える杉下と三田は江戸時代の授業で福井藩と松岡藩を扱う。その中で松平忠直と松平綱昌の悲劇を知り、調査することになる。調査の過程で松岡藩の菩提寺で綱昌の手紙を発見する。綱昌は発狂したとされているが、江戸幕府や福井藩の家臣
の派閥争いから謀られた無念さを示していた。その名誉回復のため生徒の研究発表を利用してマスコミに取り上げてもらい、福井藩の名誉回復を計ろうとする。大反響となって名誉が回復される。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-16 17:37:47
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会話率:19%
江戸時代研究室に所属する大学生 藤堂彰は
ある日研究室で古びた手記を見つける。
江戸時代を生きた武士 藤堂直正のものだった。
そこには小姓との衆道(同性愛)についての記録が。
その手記から今の時代とは違う葛藤や背景、
自身にはない強
さを知る。
今を生きる自分がこの手記からなにを学べるのか。なにを考えることができるのか。
そして藤堂彰の人生も少しずつ変わり始める。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-11 15:44:27
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会話率:38%