山梨県某所にて〜
湖の中から溢れ出した紫色の光があたりを包む。
釣人A「何だいきなり!?」
釣人B「おいっ!ボート動かすぞッ!」
早朝、釣りに来ていた青年たちは混乱していた。
それはそうだ。何が起これば湖の中から紫色の光など現れるというのだ
。
釣人Bは混乱しながらもとっさに最善の行動を取った。
だが、思いの外その光は瞬時に消え去る。
続いて、彼らに大きな波が押し寄せる。
まるで、湯船からお湯が溢れ出したようだ。押し寄せた波はうねりながら釣
人たちの船を飲み込んだ。
が、幸いなことに波が来る前にボートで移動していたため比較的浅い水域ま
で来ることができた。
それでも足は底につくことはなく彼らはゆっくりと沈んでいった。
彼らが最後に見たものは水中に現れた城であった。
そう、湖の中に城が”現れた”のだ。その城はつい先程まで無かった。
青年たちは昨日もここに来ているからそれは確実だ。
はたして禍々しくも美しいその城はこの世界のものなのか、釣人たちはつい
に知ることは叶わなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-09 14:07:53
9399文字
会話率:45%
泣いてる。きっとどこかで、俯せになって泣いてる。
最終更新:2015-04-15 23:04:31
649文字
会話率:7%
なんでもない平和な日常を生きる御巫凪(みかなぎなぎ)は、ある日部屋に手紙が届いている事に気付く。
その手紙の内容は「魔術」に関する手紙で、その手紙から一気に加速する凪の日常は非日常へと鮮やかに変貌していく。
これは月と魔術が淡く照らす秘密
の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-30 00:00:34
230413文字
会話率:38%
何気なく乗った電車。
その行き先は果たしていつもの場所だろうか。
寝過ごしてしまい、目を覚ました先が、もし仮に全く知らない場所だったら
一体、その人はどうなってしまうのだろう?
最終更新:2013-08-14 01:28:58
8787文字
会話率:22%