水鏡 凪(みかがみ なぎ)には役目があった。彼ら一族と契約を結んだ氏神である龍神の花嫁になるという役目である。加護への感謝を込めて、一族から力を龍神へと還す花嫁を捧げるというのが、古くから続いている契約だった。
けれど、ここ数代嫁取りは不成
立。龍神は花嫁を拒否してきた。その理由は。
「花嫁ならば未婚の乙女が良い!」というもの。
「ふざけんな!消滅と引き換えにフェチ炸裂させんな!」と龍神に罵声を浴びせる凪は、どうしようもない氏神の押しかけ花嫁になるためにやってきたのであった。それもこれも、氏神様を消滅させないため。いつまでも首を縦に振らない龍神様と、殴ってでも言うことを聞かせようとする花嫁候補(成人男子)のいつものコントめいたお話。
※便宜上、恋愛ジャンルでボーイズラブに分類していますが、物凄く生温いと思います。なんかこう、もしかしたら将来芽生えるかも知れない何かを、感じ取ってください←
※しきみ彰先生の「ドラゴン愛企画2」に参加しております。よろしくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-01 01:27:01
9689文字
会話率:43%