中世日本、妖という霊的な存在が跋扈し、霊力というエネルギーの概念が存在する世界。霊力を自在に操り発現させる異能の力。霊明術が生まれ、様々な家系がその発展に名乗りを上げた。人々はそれを操る存在を黎明師と呼んだ。
時は流れ、現代。歴代の黎明師
の活躍で、日本全土の霊勢は落ち着きを見せていた。人に危害を加える妖は少なくなり、黎明師という存在は人々の徐々に記憶から薄れ、霊力は次第に人々の生活の発展に使われるようになっていた。
そして、あの世界を震撼させる大事件が起こった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-13 20:23:14
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