「所詮僕らは、頑固アタマのいかれ野郎だよ」
掟に縛られ、生まれ故郷を離れられない宿命にある彩色一族の少年・群青。群青は一族の起源を探るため、人知れず故郷の弦莱を離れた。一年間の旅の末、群青はとある巻物を手にし、弦莱が生まれた理由を知る。〝遥
か昔、天子のごとき姫君と、忠実なる彩色の家臣あり…〟姫と家臣の霊魂が生前の過ちを引きずって、彩色一族を弦莱に縛り付けていた。呪縛を解き放つには姫君の霊魂が宿った人間を探し出し、弦莱に留まっている家臣の霊魂を許さねばならない。時を同じくして、故郷を追われ、血族に命を狙われる元皇子・月旦はとある夢に悩まされていた。それは美しい、天子のような姫君が舞う夢に…。
友情・絆・家族愛…仲間とは一体何なのか。海を山を古代都市を駆け巡り、いざ弦莱へ!登場人物は八割ますらお、空想東亜ファンタジー。※草食男子も女の子も混じっています…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-07-07 11:49:42
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会話率:53%