勇者が魔王に倒され、支配された世界。勇者の血を引く少年――シュウ・キサラギは廃村になりかけていた村で自給自足を基本とし、隣村に出てはちょっとした物を買って行くというほそぼそとした生活を送っていた。人気を嫌うのは『勇者は悪』という理由で村人
から冷たい目で見られ、そのことを知っている子供たちに暴力を振るわれるからである。そんなある日、主人公の前に異世界で魔王をしている三人の女の子たちが現れ、『この世界の魔王を倒すために旅に出よう』と誘われる。しかし、勇者としての資質がないことを知っているシュウはそれを拒む。だが優しくされ、自分が欲しかったもの『家族』ということを伝えられ、それを手放したくなかったシュウは一緒に旅を出ることを決意する。何もかもが順調に行っていると思った矢先、シュウは村人から夜襲を受ける。その夜襲を撃退したかに思えたが、それは敵の作戦でシュウは誘拐されてしまう。三人はシュウを助けに敵の家に向かい、それぞれが敵の相手をしている間にシュウは三人の過去を知ることとなる。
アクセス数が25000超えました。本当にありがとうございます。
無事に完結しました。
第二回OVL大賞に応募しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-17 17:38:14
171339文字
会話率:41%