人類が宇宙に進出して随分と経過した、遙か未来。様々な形態の国家があちらこちらで形成されていた。そのうちの一つアクイナス帝国は一時隆盛を誇ったものの、反帝国戦線連合軍との戦いに敗れ、共和国化した。しかし本星の存在する恒星系に建設された宇宙要塞
は独立を宣言、正アクイナス帝国としてアクイナス共和国の保護下に置かれながら独立を認められた。旧帝国皇室が築き上げた海外資産は凍結されていたが、それは正アクイナス帝国皇室に贈与された。それより百年余りが経過した。
ある時正アクイナス帝国第三代皇帝ハナ・クリスナⅡの暗殺未遂事件が発生した。その犯人を捕縛したのは共和国の軍人、カイム・タカツカサとその部下達であった。時を同じくして、海外の凍結資産管理人カルロ・ドミンゴが任期終了により帰国する事となっていた。彼女も何者かに狙われているらしく、旧友であり久々に再会したカイムは、皇帝暗殺未遂事件との関連性を考え始めたのであった…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-20 21:13:33
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